初五輪で緊張?坂本、足の震えでジャンプのタイミング合わず「ポカーンってなりました」

[ 2018年2月12日 13:48 ]

平昌冬季五輪   フィギュアスケート団体・女子フリー ( 2018年2月12日 )

演技を終え日本チームに手を合わせて謝る坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 平昌五輪は12日、フィギュアスケート団体の女子フリーが行われ、日本からは五輪初出場の坂本花織(17=シスメックス)が出場し、131・91点で5人中5位に終わった。

 【坂本と一問一答】

 「四大陸選手権や全日本選手権でも足が震えていたけど、それ以上の足の震えで、(ジャンプの)タイミングが合わなかった。今までに降りたことがない降り方をして、あとどうしようという感じでした。最初のジャンプを成功するとだんだん良くなるんですけど、最初にああいうことをすると、どこでリカバリーしようと考えてしまうので、あまり思い切っていけなかった」

 ―頑張ろうという思いは伝わった。

 「とりあえず、最初のミスをどうにかリカバリーしないとと思って。練習だったらこけているジャンプも意地で耐えました」

 ―こけそうになったのはどこか。

 「後半の(3回転)フリップ―(3回転)トー(ループ)にしたところと、アクセル(2回転半ジャンプ)―(3回転)トー(ループ)のところはだいぶ耐えました」

 ―6分間練習で世界のトップ選手と滑った。どんな気持ちだったか。

 「ロシア杯やスケートアメリカで滑った選手がいたので、大丈夫でした。あまりオリンピックという感じはしなかったんですけど、表で思っていても、中ではオリンピックなんだという緊張があったのかなと思います」

 ―最後にチームにお辞儀をした。どんな気持ちだったか。

 「ここまでみんな頑張って、この順位まで上げたのに、自分が足を引っ張る演技をしてしまったので、すごい申し訳ございませんということでペコってしました」

 ―ソウルでの練習の成果はあったか。

 「あれがなかったらもうちょっとひどかったと思う。いつもなら現地入りして3日後あたりに試合なんですけど、今回はすごく早く入ってしまって、“まだ試合じゃない”という気持ちがあってちょっと緩んでいて、向こうへ行って締め直してきました」

 ―ジャンプを見失っていたところがあると言っていたが、だいぶ取り戻してきたか。

 「見えていたんですけど…。本番、ポカーンってなりました」

 ―個人戦につなげられることはあるか。

 「団体でこういう経験をしたので、もう1回締め直して、全日本や四大陸のような演技ができるようにしたいです」

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