田中刑事、4回転成功なく団体男子フリーで5位 日本は2種目残し3位以下確定

[ 2018年2月12日 10:48 ]

平昌冬季五輪   フィギュアスケート団体・男子フリー ( 2018年2月12日 )

<平昌五輪フィギュアスケート団体>フリーの演技をする田中刑事(撮影・小海途 良幹)
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 平昌五輪は12日、フィギュアスケート団体の男子フリーが行われ、日本からは五輪初出場の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)が出場。最終滑走で148・36点をマークし、5人中5位に終わった。

 田中は果敢に4回転に3度挑戦したが、全て失敗に終わった。冒頭、2度の4回転サルコーはともに2回転止まり。後半の4回転トーループでは転倒した。演技を終え、笑顔はなく、うつむいたまま落胆した表情を見せた。

 総合1位を独走するカナダはソチ五輪・銀のパトリック・チャン(27)が179・75点をマークし、トップ。OAR、アメリカ、イタリア、日本の順で続いた。その結果、総合順位に変動はなく、カナダが合計55点でトップ。OAR(48点)、アメリカ(44点)、イタリア(42点)、日本(38点)。日本は2種目を残して3位以下が確定した。

 日本は9日に行われた男子ショートプログラム(SP)で宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が1位。続くペアSPで、須崎海羽(18)・木原龍一(25)組が8位と健闘した。11日には、アイスダンスショートダンスでは村元哉中(かな、24)&クリス・リード(28=ともに木下グループ)組が5位、女子SPで宮原知子(19=関大)が4位、ペア・フリーでは須崎・木原組が5位に入り、5種目を終えて合計32点で総合5位につけていた。

 ◇フィギュアスケート団体戦 10カ国が出場し、種目ごとの順位点(1位10点、2位9点…10位1点)の合計で争われる。前半のショート4種目の上位5チームだけがフリー演技に進出し、後半の4種目を戦う。初めて採用された14年ソチ五輪では1位ロシア、2位カナダ、3位米国で、日本は5位だった。

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