藤森、満足9位「楽しかった」 鬼塚は悔しさ「オリンピックあまり好きじゃないな」

[ 2018年2月12日 14:59 ]

平昌冬季五輪 スノーボード女子スロープスタイル決勝 ( 2018年2月12日 )

<平昌冬季五輪・スノーボード女子スロープスタイル決勝>日本人最高位の9位で終え、笑顔で引き揚げる藤森由香
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 平昌五輪は12日、スノーボードの女子スロープスタイル決勝が行われ、藤森由香(31=アルビレックス新潟)が63・73点で日本勢最高の9位に入った。15年世界選手権優勝の鬼塚雅(19=星野リゾート)は39・55点で19位。広野あさみ(27=TJR)は49・80点で12位、岩渕麗楽(16=キララクエストク)は48・33点で14位だった。

 1回目、最後のジャンプでバックサイド720を鮮やかに決めて63・73点をマークした藤森は「日本代表としてこの場に立ち、滑りきれたことに満足している。私の好きなコースで楽しかった」とコメント。

 1回目はジャンプの着地で転倒、2回目は2つ目のジャンプで尻もちをつくなど本来の実力が出せなかった鬼塚は「風の影響もあってのスノボなので仕方がないけど、実力を出し切れなくて悔しい。ソチは出してもらえなくて、平昌は風の影響で…。オリンピックあまり好きじゃないなって思います」とぼう然。それでも19日予選のビッグエアへ向けて「気持ちを切り替えていきたい」と前を向いた。

 16歳の岩渕も風に泣き、「スタートしてから風向きが変わるし、このコンディションに合わせきるのは難しかった。向かい風だと(着地面に)届くのが難しい。こんなにスケールの大きなパークで、こんなコンディションでやったことはない」とガックリ。ビッグエアでは昨年12月のW杯で初優勝を飾っており、「1回忘れてビッグエアに行きたい」と気持ちを切り替えた。

 広野は「自分のやりたいルーティンができなくてすごく悔しい。コース自体は風なければとてもいいコース。風がぐるぐる巻いて跳びすぎたり跳べなかったり。運というか…」と話し、大舞台で強風に翻弄され続けた悔しさを口にした。

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