田中刑事 初五輪で合わなかった「感覚」 直前練習から4回転サルコーが…

[ 2018年2月12日 13:21 ]

平昌冬季五輪   フィギュアスケート団体・男子フリー ( 2018年2月12日 )

フリーの演技をする田中刑事(撮影・小海途 良幹)
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 平昌五輪は12日、フィギュアスケート団体の男子フリーが行われ、日本からは五輪初出場の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)は148・36点をマークしたが、5人中5位に終わった。

 【田中と一問一答】

 ―体の動きはどうだったのか。

 「体が動かなかったわけではないので、氷の感覚ですね」

 ―具体的にどこの感覚が合わなかったのか。

 「4回転サルコーが一番、全部のジャンプに影響するので、そこがうまく立て直せなかった。踏み切りがどうしても力んでいたのかな、と思う」

 ―4回転サルコーを2本連続で失敗して何を考えたか。

 「ここから引きずらないようにしないといけないと思いました」

 ―団体戦がプレッシャーになったか。

 「自分の演技に集中して滑ったけど、結果として足を引っ張っちゃったので、すごく悔しいです」

 ―リンクの感触はどうか。

 「そんなに悪くはない感じでした」

 ―スピンで手を付く場面があった。体力的なものが影響したのか。

 「体力的な感じではないです」

 ―朝の試合の影響はどうだったか。

 「しっかり調整して臨んだつもりだった。朝だからというわけではないです」

 ―8日に現地入りした。時間が足りなかったところはあるか。

 「そういうことではないですね」

 ―4回転サルコーが狂ったのは日本にいる時からか、それともこちらに来てからか。

 「(演技直前の)6分(間練習)からですね」

 ―気持ちの持って行き方の問題か。

 「6分で、自信をうまくつくれなかった影響があるかなと思う」

 ―個人戦に向けて。

 「今日の失敗を生かすしかないと思うので、もっと自信を持って、力強く、勢いがある演技ができるように、それをどうやるかを、少し日が空くので、もう一度作り直したい」

 ―初めての五輪のリンクだった。

 「その原因でジャンプを跳べなかったわけではない。自分の思っているジャンプの動きができなかった。その時の調子だと思っている。いい感覚をすぐにつかめるようにしたい」

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2018年2月12日のニュース