羽生の名に“悲鳴”も 坂本にはこの日一番の歓声

[ 2017年12月25日 00:05 ]

<全日本フィギュアスケート選手権最終日>羽生結弦の名前が呼ばれると羽生の横断幕が観客席で揺れる(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの平昌冬季五輪代表が24日、全日本選手権が行われた東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで発表された。最終選考会の全日本を右足首故障で欠場し、姿を見せなかった2014年ソチ五輪王者の羽生結弦選手(23=ANA)の名前が呼ばれると「キャー」「ゆづー」とファンの“悲鳴”が飛び、熱戦を演じた選手たちに拍手が送られた。

 発表前の男子フリー。五輪2連覇を目指す主役が不在だったが、会場には数千人が詰め掛け、氷上決戦を見守った。宇野昌磨選手(20=トヨタ自動車)が2連覇で初の五輪代表を決めたが、納得のいかなかった演技後に両手を頭上で合わせ、観客にわびるようなしぐさを見せた。平昌へ意気込みを聞かれ「何度も何度も言っているが、皆さんの期待に応えられる演技がしたい」と話すと、スタンドから「昌磨ありがとう」と声が飛んだ。

 前日に女子で4連覇を果たして代表切符を手にし、涙を流した宮原知子選手(19=関大)は満面の笑みで登場。2位だった坂本花織選手(17=シスメックス)が2枠目で告げられた瞬間、この日一番の歓声が起きた。

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2017年12月24日のニュース