平昌五輪男子展望 羽生&宇野Wメダル狙う、最強ライバルは米国のチェン

[ 2017年12月24日 23:00 ]

米国のネーサン・チェン
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 フィギュアスケートの平昌五輪日本代表が24日、決まった。

 羽生結弦(23=ANA)、宇野昌磨(20=トヨタ自動車)、田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)が出場する男子は、日本勢のW表彰台の可能性がある。66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生は11月9日、4回転ルッツの着氷で右足関節外側靱帯を損傷。コンディションがカギを握るが、ジャンプの難度を落としたとしても、表現力は世界屈指で高得点が望める。SP「バラード第1番」、フリー「陰陽師」は15―16年シーズンに世界最高得点を連発したプログラム。今季はSPで112・72点と世界最高得点を更新している。

 宇野は昨季の世界選手権で羽生に次いで銀メダルを獲得。今季初戦のロンバルディア杯でマークした合計319・84点は今季世界最高だ。

 GPファイナルを制したネーサン・チェン(18=米国)が最大のライバルになる。アクセルを除く5種類の4回転ジャンプを成功させた世界最高のジャンパー。今季は出場4試合全てで優勝し、GPファイナルのSPでは演技点5項目中4項目で9点台をマークするなど、表現面でも進境著しい。

 羽生と同じオーサー・コーチに師事するハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)も頂点を伺う。今季は中国杯で6位に沈んだが、フランス杯は優勝。15、16年と世界選手権を連覇した実績が、五輪という大舞台でも生きてくる。

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2017年12月24日のニュース