小平、23連勝も世界新ならず「こんなに悔しい優勝はない」

[ 2017年12月11日 05:30 ]

スピードスケートW杯第4戦 ( 2017年12月9日    米国・ソルトレークシティー )

女子500メートルで6秒54で優勝し、声援に応える小平
Photo By 共同

 世界記録がちらつく中、小平は最終カーブでわずかに勢いを失った。「(世界新に)チャレンジしていたので、こんなに悔しい優勝はない」。目標をクリアできず、無念さを隠さなかった。

 100メートルを自己最速の10秒14で通過したが「ハイスピードでカーブをコントロールできなかった」とカーブで不満の残る滑りとなった。第3戦で55キロ台だった最終カーブでの時速がこの日は54キロ台に減速。「500メートルの世界記録の難しさだなと思った」。初体験の遠心力を、レースで制御できなかった。「平昌で世界記録だってあり得る。これまで通り、最速を目指して突き詰めていく」と結城コーチ。小平も「悔しさは内に秘めて次につなげたい」と顔を上げた。

続きを表示

2017年12月11日のニュース