小平をスケート界のレジェンドが絶賛!「こんなに急激に成長するとは」

[ 2017年12月11日 22:24 ]

鈴木恵一氏
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 スピードスケートW杯第4戦最終日(10日、米ソルトレークシティー)の女子1000メートルで、日本勢女子初となる1分12秒09の世界記録を出した小平奈緒(31=相沢病院)をスケート界のレジェンドが絶賛した。

 1969年に男子500メートルで日本人初となる世界記録をマークした鈴木恵一氏(75)はスポニチ本紙の取材に「世界記録は“出すんだ”という気持ちがないと出ない。勝ちたいという気持ちがあれば練習にもつながる。いずれにしてもこんなに急激に成長するとは」と興奮を隠せなかった。

 06年トリノ五輪ではスピードスケートの日本代表監督として選手を指揮。10年バンクーバー五輪では選手団の総監督を務めた。長年、小平の滑りを見ており、「世界記録を出した1000メートルを見たけれど、男並み。ダッシュ力が女性じゃない。加速なくしてレースは組み立てられないですから」と成長に目を細める。

 自身は主戦場だった500メートルでは最速を誇ったが、1000メートルについては「走りきれなかった」と振り返る。体力的に通用しなかったようで、「体を鍛えることで強くなるということ。小平は相当トレーニングをしたんでしょう」と分析。そして、金メダル候補となった平昌五輪に向け「1位じゃなきゃいけない。銀も銅も同じ。金メダルしかない。そういう気持ちでやらないと」とエールを贈った。

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2017年12月11日のニュース