松山、会心バーディーにガッツポーズ 最終日は「凄く楽しみな1日になる」

[ 2017年7月23日 09:18 ]

米男子ゴルフツアー 第146回全英オープン第3日 ( 2017年7月22日    英国サウスポート ロイヤルバークデールGC=7156ヤード、パー70 )

<全英オープン3日目>17番、バーディーパットを決めガッツポーズする松山
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 ガッツポーズを見せた終盤のバーディーが明日への夢をつないだ。スコアを4つ伸ばし、通算4アンダーでホールアウトした松山英樹(25=LEXUS)は「凄く楽しみな1日になると思う」と最終日への期待を示した。

 第2日の悪天候がうそのように青空が広がり、前日のじゃじゃ馬ぶりを反省したピンフラッグはしおらしくしなだれた。バーディー合戦の様相。ボギーが先行した松山だが、5番からの3連続バーディーで、その争いに加わった。

 14番で後半初めてのバーディーを奪い、いい流れで最初のパー5となる15番を迎えた。この日はパーよりバーディーを取る選手が多かった最も易しいホール。しかし、1メートルのバーディーパットがカップにけられ、スコアを伸ばし損ねた。

 続く16番パー4もフェアウェーを外し、グリーンを外してのパーセーブ。再びのパー5となる17番は、「アプローチをミスした」とバンカー越えの寄せに失敗し、バーディーパットは5メートルの距離を残した。悪い流れにはまりつつある中で、これを沈める勝負強さを見せた。

 松山がホールアウトした時点で最終組はまだプレー中だった。「差が5打、6打、どれくらいか分からないけど、まあ面白いかなと思う」。結果的にはスピース(米国)と7打差の5位。「今日のショットじゃちょっと苦しいと思うんで、調整していい位置でプレーしたい」と約1時間ほど練習してからコースを後にした。

 メジャーでは99年全英オープンで「カーヌスティの悲劇」として知られる10打差の逆転劇もある。最終日は崩れることのなさそうな天気予報。松山のスタート時刻は日本時間の22時10分で、この日メジャー最少ストロークの62をマークしたグレース(南アフリカ)とのラウンドになる。

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2017年7月23日のニュース