松本薫 毎日書道展 初出展で佳作賞 表彰式出席 第1子出産後初の公の場「びっくり」

[ 2017年7月23日 16:51 ]

毎日書道展で佳作賞を受賞した、柔道女子57キロ級ロンドン五輪金メダリストの松本薫の作品「歩」(毎日書道会提供)
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 第69回毎日書道展の表彰式が23日に東京都内で行われ、初出展で佳作賞を受賞した柔道女子57キロ級で12年ロンドン五輪金メダル、16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した松本薫(29=ベネシード)が出席した。

 今月13日に第1子となる女児を出産したことを発表した松本が公の場に姿を現すのは、昨年11月の結婚発表会見以来、約8カ月ぶり。表彰式では佳作賞大字書部の受賞者を代表し、毎日新聞グループHDの朝比奈豊社長から表彰状を授与され、「私自身も(受賞は)びっくり。柔道以外で賞を取ったことがなかったので、びっくりしています」と話した。

 勢いのある書体で「歩」の一字をしたためたのは、まだ妊娠中だった今年2月。「子どもと一緒に頑張ろうという気持ちで書いた」という。日々忙しく子育てに励んでいる様子で「元々母性がない。全ての赤ちゃんを見てかわいいと思えるタイプではないが、自分の子は泣いていてもかわいいです」と溺愛ぶりを披露した。

 昨年の結婚発表会見当時から20年東京五輪を目指すことを公言しているが、あす24日で開幕3年前となる目標に向けて改めて「20年に代表になって、金メダルを獲りたい」と宣言した。出産1カ月経過後からは、実戦復帰に向けてトレーニングも再開。現在は週2日、東京都北区の味の素ナショナルトレセンに通い、柔道の稽古も週1、2回のペースで行っているという。「確実に出るのは来年(夏頃予定の)の全日本実業団個人」と復帰のめども示した。

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