白鵬1敗キープで39度目賜杯に王手 日馬戦へ「出し切る」

[ 2017年7月23日 05:30 ]

大相撲名古屋場所14日目 ( 2017年7月22日    愛知県体育館 )

白鵬ははたき込みで豪栄道(右)を下す
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 白鵬が2場所連続となる39度目の優勝に王手をかけた。低く突っ込んできた豪栄道の右頬を左手で押さえ付けるようにしながら右で思い切りかち上げた。頭を下げた大関に対して素早く反応。右に開きながら両手ではたき込んだ。1秒6の早業に「立ち合いから起こしていく作戦というのかな。それが効いて(相手の)バランスが崩れた」とうなずいた。

 前日に元大関・魁皇を抜いて単独史上1位となる通算1048勝目を挙げ、1049勝目とすぐ更新した。この日は「いつもと一緒」と自分に言い聞かせて土俵に上がったという。変わらぬ精神状態で完勝し「体が初日から動いてますから。ここに来て反応している気がする」と状態の良さを強調した。

 千秋楽は勝てば39度目の賜杯が決まる。日馬富士戦へ「14日間の一番一番の思いがありますから。それを出し切ればなと思います」と気合を込めた。

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2017年7月23日のニュース