ボルダリング男子で緒方が金 唯一全課題クリア「内容も満足」

[ 2017年7月23日 05:30 ]

ワールドゲームズ ( 2017年7月21日    ポーランド・ウロツワフ )

ワールドゲームズのボルダリング男子で金メダルを獲得した緒方良行=ウロツワフ
Photo By 共同

 2020年東京五輪の追加種目、スポーツクライミングのボルダリング男子で19歳の緒方良行(福岡県連盟)が金メダルを獲得した。昨年の世界選手権を制した楢崎智亜(栃木県連盟)は5位、藤井快(東京都連盟)は予選7位で上位6人による決勝進出を逃した。

 ボルダリング男子の決勝。第2課題に挑んだ緒方は片手でホールド(突起物)をつかみ体を揺らしながら耐え抜いた。天性の指先の強さで最難関課題を1度の試技で完登。「内容も満足な優勝。苦手な課題も克服して成長できたと思う」。ただ一人、4つ全ての課題を登り切った。

 福岡県久留米市出身で、テレビ番組「SASUKE」を見てスポーツクライミングに興味を持った。小学校5年からジムに通い、進学校の福岡・明善高時代は授業を終えると自転車を全力で30分近くこぎ、練習場に向かった。

 15年世界ユース選手権で優勝したホープは今年6月のW杯で初の表彰台となる3位に入り、今大会でシニア初のタイトルを獲得。また一人、東京五輪期待の星が台頭した。

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2017年7月23日のニュース