”かな”しい三ケ島 初優勝がスルリ、悔し涙も

[ 2017年6月26日 05:30 ]

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ最終日 ( 2017年6月25日    千葉県袖ケ浦市 カメリアヒルズCC=6545ヤード、パー72 )

18番、バーディーパットを沈めてガッツポーズする三ヶ島かな
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 初Vの壁は高かった。三ケ島は18番で11メートルのスライスラインを沈め、プレーオフの可能性を残す。しかし、笑顔のガッツポーズの直後に鈴木に突き放され終戦。試合後は悔しさで涙が止まらなかった。

 「チャンスが来たと思ったんですが、愛さんの方が強かった。もう一回出直さないといけないと思いました」。初体験の最終日最終組。緊張で「ショットがバラバラだった」というが、8番で1メートルを沈めバーディーを奪うなど鈴木に食らいつく。沖学園時代は全国的に無名に近い存在で、プロテストにも合格できなかった20歳がメジャー2勝の実力者と堂々と渡り合った。

 2位の賞金は1584万円。これで今季の賞金を2140万8000円とし、シード権獲得を確実にした。それでもキャディーの父・直(すなお)さん(46)は「これで浮かれていたらダメ。泣いていたのは向上心がある証拠です」と話し、娘も「この経験を生かし、後半戦は勝てるようにしたい」と前を見据えた。

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