新女王・市川 200m制し2冠「自分でも正直びっくり」

[ 2017年6月26日 05:30 ]

陸上日本選手権最終日 女子200m ( 2017年6月25日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

100mに続き200mも優勝した市川華菜は、2冠ポーズする
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 短距離界に新女王が現れた。市川華菜(26=ミズノ)が100メートルに続いて女子200メートルも制した。レース展開は前日同様に得意の後半を生かした形。前を行く福島を直線でとらえ、さらに加速した。

 美女スプリンターとして注目されながら、ここまで目立ったタイトルはなかった。26歳で一気に2つの勲章を手にして「2冠という大きなことをできたのは自分でも正直びっくりしているし、うれしい」と喜びに浸った。

 ただし、満足はできない。優勝タイムの23秒63は、参加標準記録23秒10に及ばない。福島が持つ22秒88の日本記録はもっと遠い存在だ。

 「タイム的に全然そこまでいけていない」

 7月のアジア選手権が世界選手権代表を狙う「最後のチャンス」になる。参加標準記録を突破するか、優勝でも同等の資格が得られる。個人種目で初の代表の権利を得るのが、今夏の最大のミッション。もうルックスだけとはいわせない。

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2017年6月26日のニュース