男子7人制は東海大がV22 4勝のウルフ主将「最高でーす!」

[ 2017年6月26日 05:30 ]

柔道全日本学生優勝大会 最終日 ( 2017年6月25日    東京・日本武道館 )

 体重無差別の7人制による団体戦男子が行われ、決勝で東海大が明大を3―0で下し、2年連続22度目の優勝を飾った。東海大は3回戦から登場した今夏の世界選手権(ブダペスト)100キロ級代表のウルフ・アロン主将(4年)が、決勝まで個人4戦全勝でけん引。5月初旬に負傷した右胸鎖関節亜脱臼からの復帰戦で格の違いを見せつけた。

 「注目されるのが好き」という目立ちたがり屋に、絶好の機会が訪れた。2―0のリードで迎えた決勝の出番。序盤から攻め立て大内刈りで技ありを奪うと、そのまま逃げ切っての勝利。2人を残して自ら優勝を決め、インタビューでは「最高でーす!」と叫んだ。

 準優勝した全日本選手権の1週間後、稽古中に負傷。3週間は練習できなかったが、リハビリや筋力トレーニングに必死に取り組み、「背中で引っ張るタイプ」(上水研一朗監督)の主将としてチームをまとめた。「サファリパークみたいな(にぎやかな)チーム」を引っ張ったオオカミが、次は世界の頂点へ突っ走る。

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2017年6月26日のニュース