日本 山本の逆転サヨナラ満塁弾で米国に勝ち越し

[ 2017年6月26日 05:30 ]

ソフトボール女子 日米対抗第3戦   日本5-3米国 ( 2017年6月25日    神奈川・横浜スタジアム )

7回2死満塁で逆転サヨナラ弾を放つ山本
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 20年東京五輪の試合会場に25日、1万609人の観衆を集め最終戦を行った。日本は上野由岐子(34=ビックカメラ高崎)が本塁打を浴びるなど劣勢に立たされて迎えた最終回、4番・山本優(28=ビックカメラ高崎)が起死回生の逆転満塁サヨナラ弾。5―3で米国を下し、通算2勝1敗と勝ち越した。

 20年東京五輪本番会場で漂った重苦しいムードを一振りで歓喜に変えたのは四番・山本だった。7回裏2死満塁、強振した打球は右翼フェンスを越える劇的な一発。「感触はあったけど、長打で一塁ランナーが生還できれば、と思った」と冷静に振り返った。

 前日まで6打数1安打0打点で「早く4番から降ろしてほしかった」。黒星を喫した前日は、三振で最後の打者になっており「今日も(最後は)私か、と思った」と笑わせた。だが、横浜入りした昨夜にビデオをチェックし「いつもと違うボールの見方をしている」と気づき修正。米国相手に大仕事を果たした。世界選手権V経験もある内野手最年長の28歳は「五輪には出場していないので私も1年生。20年に向けてレベルアップしたい」と気持ちを切り替えた。

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2017年6月26日のニュース