日本　２位に後退　笠主将さすがの圧勝も後が続かず

４大ゴルフツアー対抗戦　ザ・クイーンズ第３日 （ 2016年12月3日    愛知県みよし市　三好カントリー倶楽部西コース＝６５００ヤード、パー７２ ）

＜ＴＨＥ　ＱＵＥＥＮＳ２日目＞７番でティーショットを放つ笠りつ子
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　フォアボール形式で行われ、初日１位だった日本は１勝１分け２敗で２位に後退した。笠りつ子（２９＝京セラ）と下川めぐみ（３３＝環境ステーション）組がオーストラリア組に４＆３で圧勝も、後が続かなかった。最終日は勝ち点１２で１位に浮上した韓国とのシングルスでの優勝決定戦。５勝をノルマに掲げ、連覇を目指す。

　笠が主将らしい一打で勝利を締めた。３アップで迎えた１５番パー５。グリーン奥からＳＷでイーグルを決め、４＆３の圧勝に「下川さんが２オンしていたから楽に打てた」と相棒の下川に感謝した。最終日は予想通りの日韓決戦。今季の賞金ランクの１、２位は韓国勢で、笠は日本人最上位の３位だった。シーズン中から韓国勢に対抗心を燃やしてきただけに、「５勝しないと勝てない。５勝するつもり」とリベンジを誓った。

　堀＆吉田組は２アップリードから失速、引き分けに終わった。８番パー３で欧州組に長いバーディーパットを入れられてから潮目が変わったといい、堀は「後半ショットが乱れてしまって相手に隙を与えた」と反省した。初日出番のなかった吉田は昨年、メンバーではないにもかかわらず来場して日本チームを応援。「メンバーに入りたいと思って（この１年）やってきた。連覇は重圧がかかるけれど、存分にやりたい」と最終日に熱い思いをぶつける。

　▽競技方法　日本、韓国、欧州、オーストラリアツアーによるマッチプレーの対抗戦。第１日はフォアサム、第２日はフォアボール形式。勝利２、引き分け１、負け０点の勝ち点が与えられ、第２日までの合計により予選順位を決定。第３日は得点がリセットされ、シングルスで戦う予選１位―２位の優勝決定戦、３位―４位の３位決定戦が行われる。