佐藤冴香が初優勝 8度目で初の全日本タイトルに号泣「スピードをマックスに上げた」

[ 2016年12月4日 15:55 ]

 バドミントンの全日本総合選手権最終日は4日、東京・代々木第2体育館で行われ、女子シングルス決勝は佐藤冴香(ヨネックス)がリオ五輪ベスト8の山口茜(再春館製薬所)を2―0(21―18、21―17)のストレートで下して初優勝した。8度目の出場で初の全日本タイトルを手にした25歳は「2ゲームで勝ちきるつもりで、スピードをマックスに上げました。優勝を狙って勝てたので、本当にうれしい」と号泣した。

 佐藤は日体大4年で出場した12年ロンドン五輪で左膝を負傷し、1年間をリハビリに費やした。リオ五輪は若い奥原希望、山口に次ぐ日本勢3番手で代表の座を逃した。一時は引退も脳裏をよぎったが、リオ五輪での2人の活躍を見て「悔しい思いがあった。まだやりたいんだなという思いに気づかされた」と再起を決意した。

 大きな一歩を踏み出した1メートル71の大型サウスポー。20年東京五輪へ向けて「奥原選手、山口選手は(実力が)抜けている。(国際大会で)もっとシード選手に勝てるようになって、1番手になれるように頑張りたい」と誓った。

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2016年12月4日のニュース