スケートボード「Ｘゲーム」金の１６歳中村「日の丸を背負って」

スケートボードの（前列左から）中村貴咲、西村碧莉、（後列左から）堀米雄斗、池田大亮

２０年東京五輪追加５種目正式決定

　スケートボードの追加種目決定受け、日本ローラースポーツ連盟はムラサキパーク東京（足立区）で会見。６月に世界最高峰の大会の一つ「Ｘゲーム」オースティン大会で日本人初の金メダルを獲得した期待の星、中村貴咲（きさ、１６＝大阪学芸高）は、「純粋にとてもうれしい気持ち。将来は五輪代表に選ばれてメダルを獲りたい」と笑顔を見せた。

　五輪種目となったのは半球の内側を滑って技を繰り出す「パーク」と街中にあるような障害物を乗り越える際に技を出す「ストリート」の２つ。パークで活躍する中村は、中２から年に３、４回、米ロサンゼルスでコンテストに参加してきた。「今までは個人として海外の大会に出ていたけど、これからは日の丸を背負って国民の皆さんのために頑張らないと」。来年４月には第１回全日本選手権が開催される予定。スケートボード界に、新しい風が吹く。