4年後38歳の上野 現在リハビリ中も「東京目指してやろうかな」

[ 2016年8月5日 05:30 ]

記者会見で笑顔を見せる上野

20年東京五輪追加5種目正式決定

 東京五輪での実施決定を受け群馬県高崎市内で会見したソフトボール女子のエース上野由岐子(34=ビックカメラ高崎)は「やっと来たな、という感じ。今日は特別な日」と喜びを口にした。東京での実施決定の一報は就寝中に携帯電話に送られてきた祝福メールで知ったといい「誕生日並みにたくさん。こんなに多くの人に気にかけてもらえてたんだと、うれしかった」と笑顔を浮かべた。

 優勝した08年北京五輪でヒロインとなってから「盛り上がって、急速に冷めていくところを見て複雑な思いだった」と振り返った8年。「自分というより子供たちにあの感動を目標としてつくってあげられる」という思いが強かったという。

 現在は左膝のケガなどでリハビリ中。38歳で迎える東京へ「自分が(グラウンドに)立つのはイメージできない」と言いながら「東京だから頑張ろうかな、目指してやろうかなという思いもある」と前向きだ。復帰戦は9月2日に高崎で開幕する国際大会「ジャパンカップ」(スポニチ後援)が濃厚。「金メダルしかない、という重圧はひしひしと感じている。若い選手に五輪の厳しさ、楽しさを伝えていかなければ」と早くも大黒柱の責任感を口にした。

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