スポーツクライミング 19歳野中「責任感じた。メダル狙いたい」

[ 2016年8月5日 05:30 ]

スポーツクライミングの(左から)杉本怜、野中生萌、藤井快

20年東京五輪追加5種目正式決定

 スポーツクライミングを統括する日本山岳協会は都内で喜びの会見を開き、尾形好雄副会長が「万感の思いでこの日を待ち望んでいました」とあいさつ。現在ボルダリングのW杯総合ランクで2位につけ、東京でもメダルの最有力候補とみられる19歳の野中生萌(のなか・みほう)も「昨日の夜は試合よりも緊張した。朝のニュースを見て改めて正式種目になったんだなと責任を感じました。東京ではメダルを狙いたい」と意欲を見せた。

 ただ、東京へ向けては課題も多い。日本勢は複数のコースを制限時間内に登る「ボルダリング」では世界トップレベルも、ロープを付けて到達高度を競う「リード」やタイムを争う「スピード」ではほとんど実績がない。五輪はこの3種目全てを一度に行う複合方式で行われる見込みで、苦手2種目のレベルアップが急務だ。

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2016年8月5日のニュース