宇良は6勝1敗で十両昇進が有力に「やることはやりました」

[ 2016年3月26日 15:35 ]

 エディオンアリーナ大阪で開催中の大相撲春場所14日目で、注目株の西幕下2枚目・宇良(23=木瀬部屋)は西幕下8枚目・大輝(八角)を左すくい投げで下して今場所6勝1敗とし、次の夏場所(5月8日初日)で十両昇進が有力となった。

 立ち合いから低い姿勢で懐に飛び込む狙いも、4度目の対戦で手の内を知る元学生横綱・大輝に阻まれた。互いにまわしを引けずに押し合う形からタイミングよく相手の右足を取った。一気に攻め込み、最後は左を差してのすくい投げ。

 9日目に初黒星がついてから今場所で十両昇進を決めるのは厳しいと考え、開き直ったという。「前に出る相撲を思い切り取ろうと。(大輝は)学生時代は雲の上の存在でした。自分も力をつけてこられたかな」と笑みを見せた。さらに「やることはやりました。もう僕がどんなに悩んでも祈っても結果は変わりません」と“人事を尽くして天命を待つ”の心境だった。

 自身の出番後にあった十両の取組結果により、宇良の関取昇進が有力となった。

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2016年3月26日のニュース