20歳保坂 69で“師匠”猛追2差「シード権も初Vも」獲る!

[ 2016年3月26日 05:30 ]

<アクサレディスゴルフトーナメント>10番、ティーショットを放つ保坂真由

女子ゴルフツアー・アクサ・レディース第1日

(3月25日 宮崎市 UMKカントリークラブ=6482ヤード、パー72)
 埼玉栄高出身でプロ3年目の20歳、保坂真由(東松山CC)が首位に2打差と好スタートを切った。申(シン)ジエ(27=韓国)らとのオフのタイ合宿で磨いたアプローチショットがさえ、4バーディー、1ボギーの69で回って4位につけた。申ジエとともに67をマークしたキム・ハヌル(27=韓国)は、3週連続で第1ラウンドの首位に立った。1打差の3位に埼玉栄高で保坂の先輩、渡辺彩香(22=大東建託)が続いた。
【第1R成績】

 笑うと右頬にえくぼがくっきり。愛らしい“ペコちゃんスマイル”がグリーン上ではじけた。「ショットがあまりよくなくてアプローチとパターで耐えに耐えた」。9番でグリーン手前のカラーからパターで10メートルをねじ込み、10番パー5は第3打を1メートルにつけて連続バーディー。12、13番も連続で決めた。16番はグリーン左のラフから「イメージ通りに打てた」とロブショットで30センチに寄せてパーで切り抜けた。

 プロ2年目の昨年はツアー3試合で予選落ちが2度。「グリーンを外すとボギーにしてスコアを落としていた」とあって、アプローチをオフの課題にした。1月下旬から1カ月間、教えを受ける韓国のベテラン、金愛淑(キム・エースク)の誘いで申ジエ、姜秀衍(カン・スーヨン)とのタイ合宿に参加。「2ヤード刻みに刺したピンを目標にグリーン周りのアプローチを練習した」。この日も50、54、58度の3本のウエッジを状況に応じて使い分け、好発進につなげた。

 14年のプロテスト合格の同期で同学年の堀琴音、柏原明日架、永峰咲希は昨季シード権を獲得した。「私もシード権を獲りたいし初優勝も挙げたい」。握ったチャンスは生かし切るつもりだ。

 ▼1位・キム・ハヌル 昨年使っていたパターに戻していいタッチになった。三度目の正直?今度こそと思う。(3週連続で首位発進)

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2016年3月26日のニュース