金谷が連覇!夢は「東京五輪」プロへ、今秋2次予選会受験

[ 2016年3月26日 05:30 ]

<全国高等学校ゴルフ表彰式> 優勝し文部科学大臣楯を持ち、笑顔でガッツポーズをする広島国際学院・金谷拓実

文部科学大臣楯争奪平成27年度(第36回)全国高等学校ゴルフ選手権春季大会最終日

(3月25日 滋賀県大津市 瀬田ゴルフコース=高校男子・東コース=6750ヤード、パー72)
 首位と1打差から出た金谷拓実(広島・広島国際学院2年)が69で回り、通算5アンダー、211で大会連覇を達成した。連覇は1986、87年の丸山茂樹以来、史上2人目の快挙。アマチュアのタイトルをまた一つ手にした昨年の日本アマ覇者は今秋の男子ツアーの2次予選会受験を表明。高校生No・1が今度は高校生プロゴルファーを目指す。

金谷が昨年の自分にも勝った。4バーディー、1ボギーの危なげないゴルフで逆転しただけではなく、昨年の自身の優勝スコアを7打も更新。「去年と立場が全然違ってとにかく結果が欲しかった」。重圧から解き放たれた王者は心から安堵(あんど)した。

 昨春、今大会を初制覇し、夏の日本アマでは17歳51日の史上最年少優勝。それでも、おごることなく地道なトレーニングを続行。昨夏から7キロ増の65キロとなり力強さが増した体で大会連覇を果たした。進む道も明確だ。「東京五輪に出たい。そのためには早くプロの世界に行きたい」と当初、希望していた大学進学ではなく今秋の2次予選会受験を決意。順調に突破すれば高校在学中にプロ転向をするという。今季はツアーにも積極参戦する方針で「今年は経験というより結果を出したい」と覚悟を示した。

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2016年3月26日のニュース