女子はLS北見が初優勝 結成6季目で初栄冠

[ 2016年2月14日 05:30 ]

カーリング日本選手権女子決勝 LS北見―富士急 優勝を決め喜ぶ藤沢(右端)らLS北見の選手たち

 カーリングの全農日本選手権最終日は13日、青森市みちぎんドリームスタジアムで行われ、女子決勝は前回2位のLS北見が富士急を9―5で下し、初優勝した。第4エンドまでに6―1とし、リードを守り切った。男子決勝はSC軽井沢クが第8エンドに奪った2点が効いてチーム東京に6―3で快勝し、4連覇を決めた。優勝チームは3月の世界選手権、来季のパシフィック・アジア選手権、来年2月の札幌冬季アジア大会に日本代表として出場する。日本が18年平(ピョン)昌(チャン)五輪の出場枠を得て、両チームが来年も日本選手権を制した場合は五輪代表に内定する。

 第10エンド途中、ギブアップを意味する握手を求められたLS北見の選手は輪をつくり笑顔を向け合った。スキップの藤沢は「仲間を信じてやってきた結果。プレッシャーをほとんど感じなかった」と声を弾ませた。

 1―1の第3エンド、藤沢は最後のショットでハウス(円)中央に近い相手ストーンを射抜いて一挙3点を勝ち越し「あれで気持ちが上がった」。先攻の第4エンドも相手の進路を阻む作戦を徹底してミスを誘い、2点を加えた。カーリングどころを拠点に結成6季目で初栄冠。当時からの選手は3人で、昨季は北海道銀行から吉田知が、今季も中部電力を4連覇に導いた藤沢が加入。自らチームを立ち上げた元五輪代表で、今大会は昨秋出産した影響で控えに回った本橋は「チームに再合流した時には尊敬できるぐらい成長して堂々とプレーしていた」と感慨深げだった。

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2016年2月14日のニュース