サンウルブズ ダブルスコア快勝も攻撃のオプション不足隠せず

[ 2016年2月14日 08:00 ]

<トップリーグ選抜・サンウルブズ>ゴジラとともに記念写真に納まる両軍フィフティーンと関係者
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トップリーグ・オールスター サンウルブズ52―24トップリーグ選抜2

(2月13日 愛知・豊田スタジアム)
 短期間の準備にもかかわらずダブルスコアで快勝したサンウルブズだったが、相手はさらに短い3日の準備期間で試合を迎えた選抜チーム。初代主将となったフッカー堀江も「きょうは長所短所を見つける場だった。いい練習(試合)ができたと思う」と結果を度外視した。

 開始52秒でトライを奪われたシーンでは、パスのインターセプトが起点となった。攻撃のオプションが少ないことから、FWの選手までもがワイドに展開し、パスをつなぐしかない状況で隙を狙われた。その後、アタックの場面では攻撃のオプションを持たないバックスにはボールが回らず、ミスが起こりにくいFW中心の攻めに。堀江が「もうちょっとボールを動かしたかったが、FWを使いすぎた」と言えば、SH日和佐も「手堅くなった」と反省した。

 先発15人は相手に力の差を見せる場面が多かったが、選手交代が進むにつれて連係ミスが目立ち始め、個々の力の差も縮まった。トップリーグ選抜の広瀬主将も「後半は停滞した場面で打開策がなかったように見えた」と指摘。15試合を戦う長いシーズンに向け、選手層の底上げの必要性も浮き彫りとなった。

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2016年2月14日のニュース