錦織 逆転で史上初4連覇王手!決勝は18歳新鋭と激突

[ 2016年2月14日 12:25 ]

クエリーとの準決勝でリターンをする錦織(AP)

 男子テニスのメンフィス・オープン準決勝は13日(日本時間14日)、米テネシー州のメンフィスで行われ、世界ランキング7位で第1シードの錦織圭(26=日清食品)は世界58位の第4シード、サム・クエリー(28=米国)に3―6、6―3、6―3で勝利して決勝に進出。大会史上初の4連覇へ王手を懸けた。

 クエリーとは過去4勝3敗だが、最近は3連勝中の錦織。しかし第1セットは相手の強力なサーブと力強いストロークに苦戦し、主導権を握ることができず、第4ゲームで先にブレークを許してしまう。続く第5ゲームではブレークチャンスを迎えながらもクエリーに連続サービスエースを決められてブレークバックならず。3―5で迎えた第9ゲームは連続エースを決められると最後は錦織のバックがアウトとなり、今大会初めてセットを落とした。

 それでも第2セットは立て直し、クエリーのダブルフォールトもあって第2ゲームでブレークに成功。その後は4本のサービスエースを決めるなど安定した試合運びでサービスゲームをきっちりキープし、6―3で第2セットを奪い返した。

 第3セットでは相手のミスを誘って第3ゲームをブレークするとその後は錦織ペース。第8ゲームではブレークポイントを与えながらもサーブで崩してキープすると、続く第9ゲームでは鮮やかなリターンエースを決めるなどこのセット2度目のブレークに成功し、6―3でこのセットも連取して勝利を収めた。

 14日(同15日)の決勝では18歳の新鋭、世界145位のテイラー・フリッツ(米国)と対戦する。

 ▼錦織圭の話 タフな試合だった。第1セットは相手の深くてフラットなショットに苦しめられた。第2セットから少しずつリズムも出てきて、自分もいいショットが打てた。

続きを表示

この記事のフォト

2016年2月14日のニュース