「NEXT4」柳田、石川ら奮闘も…日本、米国に敗れ1勝1敗に

[ 2015年9月9日 21:30 ]

<日本・米国>第1セット、柳田がスパイクを決める

 来年のリオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボールのワールドカップ(W杯)男子大会第2日は9日、広島県立総合体育館などで行われ、世界ランキング20位の日本は同5位の米国と対戦、セットカウント1―3で敗れ、通算成績は1勝1敗となった。米国は2連勝。

 2008年北京以来の五輪出場を目指す日本は第1セット、出来田のサーブからいきなり3ポイントを先取し、序盤はリードする展開となったものの、4―14から米国に3ポイント連続で奪われて23―25で押し切られた。

 続く第2セットは「NEXT4」の柳田、石川が活躍。序盤から競り合いが続いたが、日本が16―15から4連続ポイントを奪ってリードを広げると、粘る米国を25―21で振り切ってセットカウントをタイに戻した。

 ところが、第3セットは序盤から米国に主導権を握られてしまう。エース・アンダーソンの強力なサーブ、スパイクに苦しみ、1―2から4連続失点。さらに5―10から6連続ポイントを奪われるなど米国のパワーに圧倒され、このセットを11―25で失うと、続く第4セットも14―25の大差で落とした。

 日本は柳田がチームトップの14得点と活躍。エース清水が12得点、19歳の石川が8得点と奮闘して格上の米国から1セット奪ったものの、第3セット以降は連続ポイントが1度しかなく、流れを引き寄せることはできなかった。10日はオーストラリアと対戦する。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 女子と同様出場枠は12で、開催国のブラジルは決定している。W杯上位2チームが出場権を獲得。アジア、アフリカ、欧州、南米、北中米の各大陸予選の優勝国、16年5月の世界最終予選(東京体育館)で4カ国が決まる。アジア大陸予選は世界最終予選と兼ねて開催される。

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