松山、痛恨4パット終戦…最終戦2年連続出場は確実

[ 2015年9月9日 05:30 ]

25位に終わった松山(AP)

USPGAツアードイツ銀行選手権最終日

(9月7日 米マサチューセッツ州ノートン TPCボストン=7242ヤード、パー71)
 首位と5打差の6位で出た松山英樹(23=LEXUS)はグリーン上で苦戦し、3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75と崩れ、通算4アンダーの280で25位に終わった。1打差の2位スタートのリッキー・ファウラー(26=米国)が通算15アンダーとし、首位で出たヘンリク・ステンソン(39=スウェーデン)を1打差で逆転。今季2勝目、ツアー通算3勝目を挙げた。

 苦闘を象徴する幕切れだった。最終18番パー5、3オンした松山は1メートルのパーパットを外すと、残る50センチのパットもカップに蹴られた。痛恨の4パットでダブルボギーを叩いた。

 17番もボギーとしており、上がり2ホールで3つスコアを落とし75でホールアウト。「決まってほしいところで決まってくれなかった。スピードをうまく合わせることができなかった。結果として崩れて終わったのは残念」と肩を落とした。

 5打差で首位を追いかけたが、なかなかスコアを伸ばせなかった。「5、6、7番が痛かった」と言うように5番で2メートルのチャンスを逃し、6番は3パット、7番はカラーから3打を要し連続ボギー。悪い流れは最後まで変わらなかった。

 それでも25位に入り、フェデックス・カップ・ポイントのランキングでは16位につける。上位30人だけが進める最終戦ツアー選手権への2年連続出場が確実になった。

 「2年連続入れたのはうれしいけど、そこに入るためにゴルフをしているわけじゃない。優勝した方がうれしい」と松山。「ショットは良くなっている。パットもきょうは悪かったけど、良い方向には向かっている」と手応えもある。残り2試合も頂点だけを目指す。

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2015年9月9日のニュース