フェデラー 経験生かし8強!サーブに苦戦も勝負強さ発揮

[ 2015年9月9日 05:30 ]

準々決勝に進出したフェデラー(AP)

テニス全米オープン第8日

(9月7日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 シングルス4回戦で男子第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第13シードのジョン・イスナー(米国)を7―6、7―6、7―5で下し、準々決勝に進んだ。第15シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)が第3シードのアンディ・マリー(英国)を破り、4大大会初のベスト8進出。第5シードの全仏オープン覇者、スタン・バブリンカ(スイス)は8強入りしたが、第6シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)は敗退した。女子第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は全米で初の8強入りを果たした。

 34歳のフェデラーが8強入りを決めたのは、午前0時近かった。それでもセンターコートには大勢のファンが残っていた。「夜の試合は観客が盛り上げてくれて楽しい」と笑みを浮かべた。

 屈指のサーブ力を持つイスナーに17本のエースを決められた。それでも、全米で5連覇した経験のあるかつての王者は効果的にドロップショットを繰り出すなど、落ち着いていた。タイブレークに入ると、より集中力を高め、第1セットと第2セットを連取。第2セットでは勝負どころでリターンエースを決めた。第3セットも競り合いを制した。

 「自分のサーブを落とさずに、相手の第2サーブをうまく拾うことができた」と勝因を分析した。大会後半に入っても、高いレベルで勝負強さを保っている。

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2015年9月9日のニュース