マリー敗れる…29歳アンダーソン初の8強「最高の試合」

[ 2015年9月9日 05:30 ]

アンダーソンに敗れ、4回戦で姿を消したマリー(AP)

テニス全米オープン第8日 アンダーソン 7―6、6―3、6―7、7―6 マリー

(9月7日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 男子シングルス4回戦で第15シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)が第3シードのアンディ・マリー(英国)を破り、4大大会初のベスト8進出した。

 世界ランキング14位のアンダーソンが同3位のA・マリーを破る殊勲星を挙げた。「最高の試合。今の感情をうまく表現できない」と喜びをかみしめた。

 戦術は徹底していた。時速210キロ超のサーブで重圧をかけ、ラリーでは相手が得意なクロスの打ち合いを避けて先にストレートに攻めた。第4セットのタイブレークは「1ポイントごとに集中した」と7―0でものにした。トップ10の選手には今季1勝8敗と格上に勝つだけの爆発力がなかった29歳は殻を破りつつある。

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