真夕 変身パターで迫った1差2位 逆転Vでミズノクラシックに弾みを

[ 2013年11月3日 06:00 ]

18番でカラーからバーディーを狙う服部

女子ゴルフツアー 樋口久子・森永製菓ウイダー・レディース第2日

(11月2日 千葉県市原市 森永高滝カントリー倶楽部=6652ヤード、パー72)
 ツアー通算4勝の服部真夕(25=LIXIL)が通算7アンダーで8位から2位に浮上した。シャフトを短くしたパターで7番のピンチを切り抜けるなど、4バーディー、ノーボギーの68をマークした。66で回ったイ・ボミ(25=韓国)が通算8アンダーで首位。初日首位の桜井有希(24=スターツ)は79と崩れ、40位に後退した。

 トラブルを乗り越えて、服部が優勝を狙える位置につけた。「あれが入ったおかげで、きょう一日ノーボギーで回れた」。スーパープレーが飛び出したのは、7番パー4だ。5Iでの第2打は大きく左に曲がり、カート道で跳ねてグリーン左奥の深い茂みに入り込んだ。第3打は背後の木が邪魔をして満足にテークバックを取れず、AWでグリーン左のカラーへ出すのが精いっぱい。ピンまで10メートルの距離が残ったが、これをパターでねじ込んだ。5、6番で連続バーディーを奪った直後にボギーを叩けば勢いは止まるところだったが、パーをセーブしてノーボギーのプレーにつなげた。

 前週のマスターズGCでパターを替えたが、50位と結果が出なかったため今週から再び以前のものに戻した。その際にシャフトの長さを半インチ短く切ると「ストロークしやすくなった」と好感触を得た。初日はパット数32を数えたが、この日は27。日を追うごとになじんできている。最終18番はカラーから6メートルをパターで沈めてバーディー締め。「ショットはブレたけどパットが入ってくれた」と笑顔をにじませた。

 次週のスポニチ主催ミズノクラシック(8~10日、三重・近鉄賢島CC)はホステスプロとして臨む。「一緒に回ってみたい」とラブコールを送るのが、同じミズノ契約プロで昨年優勝のステーシー・ルイス(米国)だ。「ホステス大会で優勝するのは凄いこと。私もここでいい結果を出して来週に備えたい」と刺激を受けている。憧れの人との対決へ向け、モチベーションが高まっているのも好調の要因だ。

 10月のスタンレー・レディースも最終日を首位で迎えたが、力が入って72と伸ばせず4位に終わった。「自分自身との戦いになる。成長できる試合にしたい」。昨年6月のアース・モンダミンカップ以来となる優勝を飾り、成長を証明する。

続きを表示

この記事のフォト

2013年11月3日のニュース