遼 5バーディー68 “裏街道”から気合の「ガッデム!」

[ 2013年11月3日 06:00 ]

18番でバンカーショットを放つ石川

世界ゴルフ選手権シリーズHSBCチャンピオンズ第3日

(11月2日 中国・上海 余山国際GC=7266ヤード、パー72)
 76位から出た石川遼(22=CASIO)は5バーディー、1ボギーの68と伸ばし、通算5オーバー、221で70位となった。49位から出た藤田寛之(44=葛城GC)は68で回り通算3アンダーの33位、同じ順位から出た川村昌弘(20=マイクロミル)は70で通算1アンダーの44位に順位を上げた。66をマークしたダスティン・ジョンソン(29=米国)が通算18アンダーで首位を守った。

 石川がようやく目を覚ました。50人ほどのファンを引き連れ「この位置(順位)で申し訳ない。せめて頑張りたいと思った」と奮起。“裏街道”と呼ばれるインから出て11番で13メートルのパットをねじ込みバーディーを先行させた。17番パー3では3Iを左のバンカーまで曲げると「ガッデム!」と叫んで悔しさをあらわにするほど気合十分。気持ちを切り替えて臨んだ2打目を直接決めてバーディーを奪ってみせた。「いい球が少し増えてきている」と復調しつつあるショットを武器に後半も伸ばして68。「残念な結果(70位)ではあるが、試合を通じて直していくことが、来週、再来週に向けて大事」と次戦から復帰する日本ツアーを見据えた。

 ▼44位・川村昌弘 ティーショットはフェアウエーを捉えているし、きのうよりもいい。最終日は65、66を目指してやりたい。(今大会初めてアンダーパー)

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