全柔連 部内暴力で天理大部長ら調査 来週に再度、聞き取り

[ 2013年9月5日 19:23 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は5日、部内暴力があった天理大柔道部の藤猪省太部長、土佐三郎監督、正木嘉美監督代行を東京都文京区の講道館に呼んで聞き取り調査をした。この日は完了せず、来週前半に再び3人から話を聞き、懲罰委員会で処分を検討する。藤猪部長の全柔連理事の辞表は受理した。

 近石康宏専務理事、北田典子理事らが天理大の資料を基に約3時間にわたり聞いた。近石専務理事は「罪悪感がなく1年生を教育しようという気持ちだったようだが、暴力の重大さについて認識の甘さがある」と述べた。問題への対応の遅さについては藤猪部長らから「判断が甘く大学に任せきりだった。責任の重さを理解できていなかった」と謝罪と反省があったという。

 藤猪部長らは報道陣に対応しなかった。

 ▼北田典子・全日本柔道連盟理事の話 ある程度の事実確認はできたが、細部でもう少し聞くことが必要。柔道界に暴力の根絶を根付かせるためにもしっかりとやらないといけない。

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2013年9月5日のニュース