ライバルは…逆風強いイスタンブール、皇太子がPRのマドリード

[ 2013年8月7日 06:00 ]

20年夏季五輪開催地決定まで1カ月

 <イスタンブール>イスラム圏初の五輪開催という大義を持ち本命視されていたが、5月から逆風の連続だ。同月末から6月にかけて、反政府デモがトルコ全土に拡大。「大きなダメージだ」と話すIOC委員もいる。最近は陸上選手の大量ドーピング騒動に揺れており、7月31日には国際陸連から9選手が2年間の出場停止処分を受けた。トルコオリンピック委員会のエルデネル会長は悪影響を否定しているが、果たして…。

 <マドリード>3都市の中で3番手と見られていたが、ゴールが近づくにつれて存在感を増してきた。7月3日のプレゼンテーションではフェリペ皇太子が登壇し、IOC委員に訴えかけた。「マドリードがベスト。メッセージをきちんと伝えていた」と評価するIOC委員もいた。スペイン・バルセロナで行われた水泳・世界選手権中、国際水連主催の公式夕食会でもフェリペ皇太子は注目を集めていたという。

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2013年8月7日のニュース