井上康生監督「地力アップを」　男子代表が強化合宿

世界選手権男子日本代表の強化合宿で練習する中矢力（右）

　柔道の世界選手権（８、９月・リオデジャネイロ）男子日本代表が４日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開し、井上康生監督は「質を求めて量もこなす。６、７月で地力アップを図りたい」と抱負を述べた。

　代表決定後、初めての合宿で午前中は寝技を重視した練習、午後は日体大など有力大学への出稽古も行う。昨秋に就任し、初めて世界選手権代表を率いる３５歳の井上監督は「全ての選手が金メダルを目指している。われわれはそれを信じて闘う」と本番を見据えた。

　ロンドン五輪７３キロ級銀メダルの中矢力（ＡＬＳＯＫ）や同６６キロ級銅メダルの海老沼匡（パーク２４）ら代表９人は熱のこもった練習を披露。世界選手権２連覇を狙う中矢は「挑戦する気持ちは変わらない。一戦必勝で闘い、絶対に世界一になる」と気合を入れた。

　３日からの合宿は６日に終わる。