復帰の吉田 ハツラツ稽古「柔道界に明るい話題を」

[ 2013年6月4日 06:00 ]

全日本実業団体対抗大会に選手として出場するパーク24の吉田秀彦監督(左)

 柔道の実業団体対抗(15、16日、岡山)で11年ぶりに柔道の試合に出場するパーク24の吉田秀彦(43)が3日、都内の同社道場で練習を公開した。

 約1カ月前に本格的に稽古を再開したという吉田は約1時間の公開練習で内股も披露。「最近の柔道界は暗い話ばかりなので少しでも明るい話題を提供したいと思った」と五輪金メダリストの矜持(きょうじ)を口にした。

 体罰、助成金不正受給など柔道界は混乱を極めているだけに黙ってはいられなかった。「行き過ぎた体罰は絶対にいけない」と前置きした上で「愛があり、相手を思ってやる叱咤(しった)激励は体罰ではない。1人で練習をしていても甘えてしまう。そういう時に叱咤激励があったから、自分はやってこられた」と持論も展開。3部で補欠登録した本番は「初戦から出場します。精いっぱいやってるところを見せたい」と決意を新たにした。

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2013年6月4日のニュース