錦織 ナダルに完敗、日本男子80年ぶり8強ならず 全仏OP

[ 2013年6月4日 00:55 ]

男子シングルス4回戦でナダルと対戦した錦織

全仏オープン第9日

(6月3日 パリ・ローランギャロス)
 テニスの全仏オープン第9日は3日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス4回戦で第13シードの錦織圭(日清食品)が第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。4―6、1―6、3―6のストレートで敗れた。錦織は全仏の日本男子として1933年に4強入りした佐藤次郎以来80年ぶりの8強入りはならなかった。

 23歳の錦織は1日の3回戦で地元フランスのペアを下し1938年の中野文照以来、75年ぶりとなるベスト16入りを果たした。錦織が勝てば四大大会で昨年の全豪オープン以来2度目の準々決勝進出。この日27歳の誕生日を迎えたナダルは過去7度全仏を制覇し、今回は2度目の4連覇を狙っている。

 試合は錦織のサーブでスタート。第1ゲームを錦織がキープし順調な滑り出し。第4ゲームで錦織にブレークチャンスもナダルが踏ん張った。第5ゲームでナダルがこの試合初のブレーク。その後ともにサービスゲームをキープし、ナダルが6―4で第1セットを先取した。

 第2セットは第3、5、7ゲームでナダルがブレーク、6―1で取った。第3セットも第4ゲームをナダルがブレークしてリード、優位に試合を進め6―3で取りストレート勝ちを収めた。

 錦織は序盤、軽快なフットワークでポイントを稼ぎスタンドからも感嘆の声が上がったが、コートを舞う強風にも悩まされ、ナダルの底力に屈した。

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