真央 ソチ金へ開幕戦からトリプルアクセル挑戦!

[ 2013年6月4日 06:00 ]

新CM発表会に登場した浅田は坂東玉三郎と笑顔を見せる

 国際スケート連盟(ISU)は3日、ソチ五輪シーズンとなる来季のGPシリーズの出場選手を発表した。来季限りでの現役引退を表明している浅田真央(22=中京大)は、初戦のスケートアメリカ(10月18~20日、デトロイト)と第4戦・NHK杯(11月8~10日、東京)にエントリー。この日行われた契約先のCM会見では、シーズン序盤からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦するプランを明かした。

 浅田のラストシーズンの足音が近づいてきた。「自分が出る試合が決まったり、プログラムができたりしているし、いよいよソチのシーズンが始まる気がする」。勝負曲もショートプログラムがショパンの「ノクターン」、フリーがラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」と既に発表。自然と闘志は高まっている。

 来季は開幕戦からアクセル全開だ。12―13シーズンの序盤は、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を封印。大技に初めて挑戦したのは、シーズン5戦目の四大陸選手権だった。「(来季は)前半から、昨季の後半のレベルでできるようにしたい」。GP開幕戦のスケートアメリカから、トリプルアクセルはもちろん、3―3回転のコンビネーションも組み込んでいくつもりだ。

 バンクーバー五輪シーズンだった09―10年はフランス杯、ロシア杯の2週連戦で2、5位と結果を残せず、ファイナル進出を逃した。来季はスケートアメリカから中2週でNHK杯、そこから中3週でファイナルと理想的なローテーションだ。「まずはソチ五輪に行ける出場権を得て、ソチ五輪で“やりきった”と思えるような演技がしたい」。夢舞台での完全燃焼を目指して、浅田が開幕から全力で駆け抜ける。

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2013年6月4日のニュース