遼 悔しい57位、安定ティーショット曲がってスコア伸ばせず

[ 2013年6月4日 06:00 ]

最終ラウンド、11番でティーショットを放つ石川遼

USPGAツアー メモリアル・トーナメント最終日

(6月2日 米オハイオ州ダブリン ミュアフィールドビレッジGC=7352ヤード、パー72)
 59位から出た石川遼(21=CASIO)は4バーディー、5ボギーの73で回り、通算6オーバーの57位に終わった。68をマークしたマット・クーチャー(34=米国)が通算12アンダーで逃げ切り今季ツアー2勝目、通算6勝目を挙げた。前回覇者のタイガー・ウッズ(37=米国)は通算8オーバーの65位だった。

 前日まで安定していたティーショットが左右に曲がった。石川は「このコースはフェアウエーから打たないと話にならないのに」と悔やんだ。

 インスタートの14番は左のクリークに入れた。2番では右のクリーク脇の深いラフに打ち込み脱出にてこずった。後半は3バーディーをマークしたものの、6番でもスコアを落とし、オーバーパーでホールアウトした。

 マスターズ以降6戦連続予選通過。上位には食い込めないが「あともう一段階、二段階上がっていくために必要なものはアプローチとパッティング。その2つの精度を上げていければ、ゴルフ全体のリズムがもっと良くなってくる」と課題が明確になっており、少しずつ前に進んでいる。

 3日には全米オープン予選(米オハイオ州コロンバス)に出場。ライバル松山英樹と同じ舞台に立つことを「一番大きなモチベーション」と気持ちを高めていた。

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2013年6月4日のニュース