「わんこきょうだい」が岩手国体盛り上げ

[ 2013年1月5日 18:09 ]

 岩手県は2016年に開催が内定している「希望郷いわて国体」のマスコットに、県の観光PRキャラクター「わんこきょうだい」を採用することを決めた。関連グッズの売れ行きが好調など、観光客にも人気があることから“はまり役”と判断した。

 わんこきょうだいは08年、県の観光キャンペーンのために作られた。岩手名物のわんこそばをイメージした「そばっち」をはじめ、県特産のウニ、雑穀、豆腐、もちをそれぞれおわんに盛った計5体で、国体向けに右手にトーチを持たせた。

 既存のキャラクターの活用には、東日本大震災の復興費用がかさむ中で経費削減の目的もある。新たに公募して制作するより400万~500万円節約できるという。

 達増拓也知事は「トーチを持つ姿も立派。具を落とさないよう気をつけて」とエールを送る。

 県国体室によると、兵庫県の「はばタン」や千葉県の「チーバくん」のように、国体のマスコットキャラクターが大会後、県のマスコットになるケースはあるが、逆のパターンは珍しいという。

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2013年1月5日のニュース