高校2冠桜花学園・河村 両軍最多28得点も8強逃す

[ 2013年1月5日 06:00 ]

筑波大戦でシュートを狙う桜花学園高・河村(左)=日本バスケットボール協会提供

 バスケットボールの全日本総合選手権第4日は4日、東京・国立代々木競技場などで3回戦の残りを行い、女子で全国高校総体と全国高校選抜優勝大会の2冠に輝いた愛知・桜花学園高は58―67で筑波大に敗れ、準々決勝進出はならなかった。WリーグのアイシンAWは78―71で新潟に逆転勝ちし、トヨタ自動車、富士通とともに8強入りした。男子は2年ぶりの優勝を狙う日本リーグのアイシンが九州電力に83―55で快勝した。リンク栃木は全日本大学選手権覇者の東海大を83―52で退け、兵庫に85―62で勝った三菱電機や東芝とともに準々決勝に進んだ。

 ≪声詰まらせ…≫桜花学園高校2冠の立役者・河村は両軍最多の28得点と奮闘したが、「前半に簡単なシュートを落としてしまった」と責任を背負い込んだ。高校屈指のセンターも前半は筑波大の素早い寄せに苦しんだ。「強く攻めようと意識した」と後半は果敢な力勝負で点を重ねた。だが、チームは44―49で迎えた第4クオーターにミスでボールを何度も失い、速攻でじりじりと点差を広げられた。シャンソン化粧品に進む1メートル83の逸材は「自分たちのバスケをやり切れなかった」と声を詰まらせた。

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2013年1月5日のニュース