柔道ニッポン鍛え直す!康生監督 モットーは「醒新一到」

[ 2013年1月5日 17:40 ]

 井上康生監督率いる柔道日本男子が5日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでの強化合宿を報道陣に公開し、ロンドン五輪66キロ級銅メダルの海老沼匡(パーク24)ら2月の欧州遠征メンバーや、73キロ級銀メダルの中矢力(ALSOK)らが寝技や打ち込みで汗を流した。

 井上監督は新年を迎え「選手の意識、土台を固める。今年の大きなゴールは世界選手権。信念をもってやっていく」と力強く話した。合宿初日の4日には監督、コーチ陣が講道館柔道の創始者、嘉納治五郎氏の墓前で手を合わせたという。

 井上監督は今年のモットーに「精神一到」をアレンジした造語「醒新一到」を掲げた。選手を覚醒させ、新たな気持ちで困難に立ち向かう意味と説明し「どの選手でも勝てるよう底上げを図る」と気合を入れた。

 中矢は左手甲などのけがで2月の国際試合は欠場するが、欧州遠征に同行して合宿に参加する予定で「五輪は優勝できそうで負けた。世界選手権2連覇が今年の一番の目標」と意気込んだ。合宿は8日まで行われる。

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2013年1月5日のニュース