錦織 世界ランク18位ドルゴポロフ破り、初の4強

[ 2013年1月5日 06:00 ]

準決勝進出を決めガッツポーズする錦織圭

 テニスのブリスベーン国際は4日、オーストラリアのブリスベーンで行われ、男子シングルス準々決勝で世界ランキング19位の第5シード、錦織圭(日清食品)は同18位の第4シード、アレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)に6―4、7―6で競り勝ち、3度目の出場で初の4強入りを果たした。第3ゲームをブレークして第1セットを先取し、第2セットはタイブレークにもつれ込んだものの粘り強いストロークで相手を振り切った。5日の準決勝ではロンドン五輪王者で世界ランキング3位のアンディ・マリー(英国)と対戦する。

 相手のくせのあるプレーにも動じない、抜群の安定感だった。錦織はタイブレークとなった第2セットの最後にスマッシュを決めてシード上位との接戦をものにすると、ガッツポーズ。ベスト4に進出し「体が強くなり、細かいところできっちり成果が出ている」と手応えを口にした。

 ドルゴポロフとは2度目の対戦。一昨年のマスターズ上海大会でストレート勝ちしたが「トリッキーでやりにくい相手」と話していた。特に警戒したのが、トスしてからのためが少なく、広角に打ち込んでくる独特のサーブ。てこずる場面もあったが「大事なところで(ポイントを)取れたのでよかった」と振り返った。決勝進出を懸けて第1シードのA・マリーと戦う。これまで2戦2敗の相手だけに「彼はミスが少ないので、攻めていかないといけない」と気合を入れ直した。

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2013年1月5日のニュース