高3萩野、日本新で五輪へ!堀畑も派遣標準突破

[ 2012年4月2日 20:26 ]

男子400メートル個人メドレー決勝 4分10秒26の日本新で優勝した萩野公介

 競泳のロンドン五輪代表選考会を兼ねた日本選手権は2日、東京辰巳国際水泳場で開幕して4種目の決勝などを行い、男子400メートル個人メドレーは高校3年生の萩野公介(御幸ケ原SS)が4分10秒26の日本新記録で制し、4分10秒52で2位だった昨年の世界選手権銅メダリスト、堀畑裕也(日体大)とともに派遣標準記録を突破して五輪代表に決まった。

 同100メートル平泳ぎは予選を1分0秒23でトップ通過した北島康介(日本コカ・コーラ)が準決勝も59秒31の全体1位で3日の決勝に進んだ。立石諒(NECグリーン)冨田尚弥(チームアリーナ)も決勝進出。女子100メートルバタフライ準決勝は加藤ゆか(東京SC)が全体1位の58秒23で通過した。

 大会は8日まで行われる。

 ▼萩野公介の話 最後はもがいて、もがいた。気持ちで負けないように踏ん張った。レースを楽しむことを心掛けた。納得できるタイムを出せたので良かった。

 ▼堀畑裕也の話 (五輪は)誰でもいける大会ではないので、負けたがうれしい。これが終わりではなくスタート。次はメダル(獲得)と、抜かれた日本記録を更新したい。

 ◆萩野 公介(はぎの・こうすけ)10年パンパシフィック選手権の男子200メートル個人メドレーで7位。栃木・作新学院高3年、御幸ケ原SS。175センチ、70キロ。17歳。栃木県出身。

 ◆堀畑 裕也(ほりはた・ゆうや)11年世界選手権男子400メートル個人メドレーで日本新記録を出して3位。同種目で五輪も含め日本人初のメダルを獲得した。愛知・豊川高出、日体大。169センチ、65キロ。21歳。愛知県出身。

続きを表示

2012年4月2日のニュース