藍で失速74で45位 バーディ好機ことごとく失敗

[ 2012年4月2日 06:00 ]

第3ラウンド、2番でバンカーショットを放つ宮里藍

USLPGAツアー クラフト・ナビスコ選手権第3日

(3月31日 米カリフォルニア州ランチョミラージュ ミッションヒルズCCダイナショアC=6738ヤード、パー72)
 宮里藍(26=サントリー)は1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの74とスコアを落とし、通算1オーバー、217の45位で優勝争いから脱落した。8位で出た上田桃子は80と大崩れし、72で回った馬場ゆかりと並んで通算4オーバーの67位に後退した。ヤニ・ツェン(台湾)は71の通算9アンダーでカリン・ジョディン(スウェーデン)に並ばれたものの、首位をキープした。

 チャンスにつけども、バーディーが取れない。11番からは3ホール連続で2・5メートル以内につけながらパットが決まらない。粘りが身上の宮里も限界だった。「これだけ我慢したのに入らず、さすがの私でもイラッとした」。

 ヤシの木がしなるほどの強風の中、ひたすら耐えていたが、16番で2打目をグリーン奥20メートルにオーバーしてダブルボギーとすると、最終18番では3パットのボギー。上がり3ホールでスコアを3つ落とし、首位とは10打差に。「今年最大の目標」というメジャー制覇は絶望的となった。

 「今までで一番良い状態」と話すほど好調なショットとは対照的に初日からパットに泣かされ続けている。唯一のバーディーは6番で12メートルのパットを沈めたものだが、4~5メートルは一度も決まらなかった。

 「笑ってしまうくらいにグリーン上で苦戦している。パットが1つでも決まってくれれば流れが違ってくるのに…」。45位で出る最終日は「いいストロークをすることだけを心掛けたい」。今後を見据え、パットの復調を自らの課題とした。

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2012年4月2日のニュース