セブンズ5戦全敗 ノートライ藤田シンビン悔やむ

[ 2012年4月2日 06:00 ]

ケニア戦の前半、突進する藤田

 7人制ラグビーのワールドシリーズ第7戦「東京セブンズ2012」の最終日は1日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表はポルトガル(5―21)とケニア(17―24)に敗れ、5戦全敗の最下位で唯一の勝利なしに終わった。4年間率いた村田亙監督(44)は今大会限りで退任。次期ヘッドコーチは瀬川智広氏(41)だが、7人制ラグビーが正式種目となる16年リオデジャネイロ五輪に向けて課題が山積している。決勝でサモアを28―26で下したオーストラリアが今季初優勝を飾った。

 チーム最年少で、ワールドシリーズチーム最多の11トライを挙げている藤田慶和(18=早大1年)はノートライで試練の大会となった。最終戦のケニア戦は17―17で迎えた後半5分に遅延行為でシンビン(一時退場)。数的不利となったチームはその直後に勝ち越しトライを奪われた。前日31日の初戦イングランド戦で右膝を痛めて不調だった藤田は「最後は自分の反則で負けて申し訳ない。今後は世界トップレベルの選手を目指し、金メダルを獲ります」と力強く宣言。2日から15人制日本代表の静岡合宿に参加する。

続きを表示

2012年4月2日のニュース