新大関の鶴竜 伊勢神宮土俵入りで3000人から拍手

[ 2012年4月2日 06:00 ]

土俵入りを奉納するため伊勢神宮の宇治橋を渡る横綱白鵬(手前から2人目)ら

 八百長問題の影響で昨年は中止となった大相撲の巡業が1日、三重県伊勢市の伊勢神宮奉納相撲で2年ぶりに再開し、春場所後に大関に昇進した鶴竜(26=井筒部屋)が新大関として初の公式行事に参加した。

 午前中には他の役力士とともに「そろい踏み」で力強い四股を披露。午後の土俵入りでは「新大関・鶴竜」とアナウンスされ、約3000人の観客からこの日一番の拍手を浴びた。伝達式の口上で「お客さまの喜ぶような相撲を」と述べた通り、ファンのサインの要求にも快く応じた。用意された支度部屋もこの日から横綱、大関陣と同じ特別待遇の大部屋。トーナメントでは準決勝で琴欧洲に敗れたが「たくさんの拍手をいただき、ありがたかった。精いっぱい務めたい」と協会の看板力士として自覚十分だった。

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2012年4月2日のニュース