遼オーガスタ初ラウンドで成長実感 攻略の糸口見えた

[ 2012年4月2日 06:00 ]

オーガスタの宿舎でリラックスした笑顔を見せる石川遼

 アーメンコーナー攻略の糸口はつかんだ。マスターズ(5日開幕)に出場する石川遼(20=パナソニック)は31日、会場となる米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで今年初のラウンドを行った。

 「コースが変わらなくても自分が変わっているので景色、見え方が違ってきた」。1年ぶりに回って印象が変わっていたのが、11番や18番の右ドッグレッグのホール。原因は自身の技術の向上にある。「今まではティーショットがハイドロー一辺倒だった」ため右ドッグレッグを苦手としていたが、球筋を操るすべを覚えたことで戦略の幅が広がった。難所が続くアーメンコーナーの入り口となる11番でも、ストレートボールでフェアウエーを捉えた。これまで試合ではバーディーがない苦手のホールだが、右のカラーからチップインバーディーを決めた。

 ラウンド前には選手登録を一番乗りで済ませた。登録順で決まるキャディーのゼッケンは、前年覇者の「1番」に次ぐ「2番」をゲット。「全然気にしていない」と言うものの、吉兆かもしれない。同じく今年初ラウンドだった松山英樹(20=東北福祉大2年)とも顔を合わせて健闘を誓い合い、まずは開幕までの調整に全力を尽くす。

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2012年4月2日のニュース