相撲発祥地の春巡業で…白鵬ら物故力士法要に参列

[ 2012年4月2日 18:54 ]

 大相撲の横綱白鵬と新大関鶴竜ら6大関が2日、相撲発祥の地といわれる奈良県葛城市を春巡業で訪れ、同市の当麻寺で物故力士の追善法要に参列した。白鵬らは稽古前に寺を訪問し、神妙に焼香した。

 葛城市は2004年に当麻町と新庄町が合併して誕生した。旧当麻町は日本書紀で、相撲の始まりの力比べを野見宿禰とした当麻蹶速の出身地とされる。相撲史に詳しい白鵬は「神聖な場所。(法要では)自分が来ましたよ、という思いだった」と感慨深げだった。

 日本相撲協会は八百長問題の影響で昨年に中止した巡業を1日に再開した。法要に参列した葛城市の山下和弥市長は「相撲協会の方々には原点を見つめ直していただき、立ち直るきっかけになればと思う」と話した。

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2012年4月2日のニュース